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高齢化社会においてますます重要となってくる資産運用
高齢化社会の現状
昨年、内閣府が高齢者の定義を変えたのを皆さんご存知でしょうか?65歳から70歳に引き上げたのです。これはただ単なる呼び方の変更などではなく、将来的に年金支給を遅らせる布石ではないかと考えることもできます。
すなわち、高齢者になっても働く事がどんどん当たり前になってくるのです。高齢者になっても元気に働くので良いことではないかという意見も聞こえてきそうですが年金の額も減っていく傾向にありますし、病気にだってなることもあります。これではゆとりもなにもあったものではありません。
金融リテラシーは将来必ず必要になる?
これからは若いうちから資産運用を考え、金融リテラシーを備える事が大事になってきます。
これから、おすすめの投資や資産運用のお話をさせていただきたいと思います。最近はインターネットなどでも株式や投資信託を購入できるようになり、手数料面でも手間の面でも便利になってきております。
NISAなども登場し、若い人でも投資をかじった方も少なくはないでしょう。
投資するお金を分ける
投資の初心者の方には、分散投資をおすすめしたいと思います。広い意味での分散投資です。分散投資とはどうゆう事なのか何に分散するのか、それでは分散投資の考え方をご紹介いたしましょう。
日本人は「円」に1点張り?
例えばわれわれ日本人はほとんどの資産を「円」でもっています。これは「円」のみに賭けているわけです。極端な例ですが、もし将来日本の財政がひっ迫し財政破綻はせずとも税制破綻寸前という状況になってしまったとします。
これでは「円」に賭けていた日本人は大変な被害をこうむることになります。ですので通貨で言うところの分散投資は「円」だけではなく他の外国通貨を持つ事がリスクヘッジとなり、おすすめの資産運用方法という事になります。
外国株やコモディティも分散投資におすすめ
株式でも同じです。日本の株式だけではなく海外の株式を持つというのも選択肢の一つとなります。
株式の場合、海外の株式に抵抗がある方は海外の株式指数に連動するインデックスETFなどもあり、この場合ですと海外の個別銘柄の情報を意識することなく購入できます。また別の国に投資するという事ではなく別の資産運用として、金・銀・原油などのコモディティに投資する事もおすすめです。
コモディティは株式や通貨とはまた違った値動きをします。例えば株式が下がっている局面、いわゆるリスクオフの局面などでは金の値段が上がる事がおおくあります。
戦争が起こったりすると株式の値段はさがるかわりに原油の値段が上がったりします。それぞれの資産が別の動きをするということは、リスク管理の面からみるとおすすめの資産運用方法です。そしてこのコモディティも最近ではETFに組み込まれ、株と同じようにインターネット証券会社で、購入できます。資産運用とは保険のようなものです。
保険をかけている間も、戦争が起こり原油のETFが大きく上がれば一部を売却するなどを検討すればよいですし、戦争が起こり株式の値段が下がってしまったもののその企業の業績の見通しが良いにもかかわらずさがっているようであれば買い増しする事も検討に値します。
時間を分散する資産運用法
分散投資といっても、株式や投資信託などを一度に購入せずに毎月一定額を継続して購入するなど、時間を分散させる方法もあります。株式などは日々値動きがあり、時には暴落することもありその逆もあります。
それぞれの局面でそこが「買い」か「売り」かの判断はプロでも難しいところであります。そうゆう局面ではあえて値動きを無視し、コツコツと買いを入れて、長くその銘柄を持つのも1つです。コツコツ時間をかけて株式などを購入していくと価格が平均化されますので値動きが激しく難しい相場でも安定したパフォーマンスを保てる事も多いのです。
日々の値動きを気にせず、配当などのインカムゲインを安定的に得ることが可能です。
自分に合った資産運用法を見つけよう
株式・通貨・コモディティなど様々な資産を購入しやすくなった昨今。円預金だけではなく様々なものに分散して投資をしませんか?また時間的な分散によりリスクをおさえながらのコツコツ投資もおすすめです。難しくはありません。まずは資産運用の世界に飛び込んでみましょう。