株式投資

会社の成績表といわれる財務諸表をマスターして投資のプロになろう!

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会社の様々な状況は財務諸表を見ると数字で示されています。財務諸表の数字を見ると、会社の経営状況を知ることができるんです。この表は、貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/S)や利益金処分計算書、付属明細表などから構成されています。

そこで、会社の財務諸表についてご紹介してみたいと思います。

財務諸表ってなに?

財務諸表は、企業が株主や債権者、税務当局などの利害関係をもつ人々に対し、一定の期間の経営状況や一定時点の財政状態などを報告している書類なんです。財務諸表には、主に次の5つが含まれます!

  • 貸借対照表(B/S
  • 損益計算書(P/L
  • キャッシュフロー計算書(C/S
  • 利益金処分計算書
  • 付属明細表

財務諸表は企業の成績表!

企業は株主から投資してもらった資本などをどのように運用して、どれだけの利益が得られたのかについて、会社の所有者の株主等に報告する必要があるんです。そのために作成されたのが財務諸表!

財務諸表を見れば、その会社のお金の流れがわかります。だから、財務諸表は会社の成績表といわれるんですね!

もう少し詳しくみると、財務諸表は、その会社の安全性や、収益性、効率性について判断することができ、ひいてはその企業の将来性などを判断することができます。

会社の借金がわかる貸借対照表とは?

貸借対照表は、その会社が事業資金をどのように集めていて、どんなふうに保有をしているかが示されているんです。だから、貸借対照表を用いると会社がもっている財産の他にも借金についても知ることができるんです。

つまり、貸借対照表は、会社が資金的な余裕をもって経営されているかどうかという安全性を確認するための表ということになります。

資産と負債 = 自己資本と他人資本 のバランスは会社の財政状態を分析するための指標ですよね。

安全性指標としてよく挙げられるのが、

  • 自己資本比率
  • 流動比率
  • 当座比率
  • 固定比率
  • 固定長期適合率

です。難しそうな言葉が並んでいますが、一つずつみて行きましょう!

会社の財政が健康かを示す自己資本比率って?

自己資本比率の計算式は

 自己資本比率(%)=自己資本÷総資本×100

会社の財政状態の健全性を表していて、分子の自己資本には、株主からの出資金と会社が得てきた利益累積の剰余金を入れて計算します。余剰金というのは、返済の必要がない資金のことで、50%以上なら優良企業と判断される!

将来の支払い能力を示す固定比率って?

固定比率は自己資本に対する固定資産(1年を超えて現金化されずに長期間にわたって使われる資産のこと)の割合を示す経営指標のことです。

この比率は、会社の長期的な支払能力を分析する時に使われます。固定比率の計算式は

 固定比率(%)=固定資産 ÷ 自己資本 × 100

固定比率は、固定資産に投資した資金がどのくらい自己資本でまかなわれているかを示している数字なんです。会社の長期的な支払能力という長期的な安全性が分かるんですよね!固定比率が100%以下なら、固定資産より自己資本のほうが上回るので、経営は安全な水準にあると考えることできます。

1年以内の支払い能力を示す流動比率って?

流動比率の計算式は、

 流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100

この数字は、一年以内の短期的な支払い能力を示しています。流動比率が高いと資金流動性が高くて、支払い能力が高いと判断されるんです。

一年以内に現金になる流動資産を、一年以内に支払わなければならない流動負債で割って、流動比率が100%以上なら、一年以内に手に入る現金は出ていく現金より大きいので、安全と考えられるというわけです。不良売掛金や不良在庫などがあれば外して流動比率分析を行うんですね。

流動比率は150%以上あれば優良会社!!

流動比率よりも厳しくみる当座比率って?

当座比率の計算式は、

当座比率(%)=当座資産÷流動負債×100

流動比率では分子が流動資産でしたが、それを当座資産としたものが当座比率になります。

当座資産は現金預金、受取手形、売掛金、有価証券といった現金化ができる資金のことで、棚卸資産(売れて初めてお金になる在庫のこと)は含めません。

この数字では流動比率よりも厳しめに短期的な支払いの安全性をみることができます。資金化できる当座資産と流動負債を比較して100%以上あると、その会社は優良会社と考えられるんです。

固定資産への投資が正しいかをみる固定長期適合率って?

固定長期適合率の計算は、

 固定長期適合率(%)=固定資産 ÷( 固定負債 + 自己資本 )× 100

この比率は固定資産に投資した資金が長期のローンと自己資本という長期資金でどれくらいまかなわれているかを示しているんです。

例えば、固定比率が100%を超えていて、固定長期適合率が100%以下なら、固定資産への投資は健全と判断できます!

貸借対照表はどうなっていればいいの?

貸借対照表の良い状態としては、例えば、

  • 自己資本比率が50%を超えている
  • 固定比率が100%以下
  • 当座比率が100%を超えている
  • 固定比率が100%を超えている
  • 固定長期適合率が100%以下

というケース。この数字を一つの目安として貸借対照表をみてみましょう!

損益計算書とは?

損益計算書はP/Lとも呼ばれ、企業の一定期間の経営成績を収益、費用、利益から見たものなんです。売上とそれにかかったコストや利益が示され、会社の利益と損失がわかります。だから、会社の収益力が見えるんです。

損益計算書のポイントを解説!

損益計算書をみるときには、利益がプラスになっているかどうかと売上高利益率の分析がポイントになります。だからまず、利益がマイナスになっていないかを確認しましょう。利益がマイナスなら損失が出ているということです。

その中でも、会社の通常利益である経常利益がマイナスになっていないかはとても大事なポイントです!

また、売上高利益率は、売上高を100とした時に利益がどのくらいかの比率になっているかが計算されたものです。

主な3つの売上高利益率である売上総利益率と売上高営業利益率、売上高経常利益率を計算することで、会社のどの部分に収益性があるのかが分析できます!

売上高経常利益率は数値が高いほど財務活動も含めて、全体的な会社の収益力が高いとうことです。

一般的には、売上高経常利益率が4%以上なら優良企業、5%以上なら超優良企業と言われる!

これらの企業は会社が良い状態になっているといえます。

キャッシュフロー計算書とは?

期首末にいくらキャッシュがあるかが示されるのがキャッシュフロー計算書です。この計算書は、キャッシュがなぜ増えたのか?どうして減ったのか?ということを教えてくれる書類なんです。

どんなにたくさんの売上があっても、その回収に長い時間がかかれば、手元のキャッシュが増えませんよね。そうなると資金繰りがたいへんです。

キャッシュフロー計算書からはこうしたリスクを読み取れるんです。キャッシュフロー計算書には営業CF、投資CF、財務CFがあります。営業CFは営業活動によるキャッシュフローで、本業による収入と支出の差額を表しています。

営業キャッシュフロー

本業を行った結果、手元のお金がいくら増えたか、減ったかがわかるようになっています。この項目の合計がプラスなら本業が順調ということです!逆にマイナスが続く会社は要注意な会社といえます。

投資キャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー(投資CF)は、固定資産や株、債券などの取得や売却をした時の現金の流れを表しています。優良企業では、この項目はマイナスが多くなっています。プラスの場合は会社保有の設備や、株、債券などを売った金額が投資分を上回っています。

財務キャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー(財務CF)は、キャッシュ不足分をどう補ったのかを示しています。株主に配当を支払ったり、自社株買いをしたり、借金返済があると、マイナスになってしまいます。

そして、プラスは借入金や社債、資金調達を読み取れるんです。優良企業は、この項目はマイナスである場合が多くなっているんです。

でも、経営難にもかかわらず、金融機関に返済を迫られマイナスになることもあるんです。積極的に成長を目指す企業など、借入金などの資金調達が多くなるとプラスになることもある数字なんです。

会社の状況は財務諸表からわかる!

会社がうまくいっているかどうか、将来うまくいきそうかは、財務諸表をみるとわかります!

投資をするまえに、上に出てきたような数字に注目して自分なりの分析をしてみましょう!

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